2連勝もマスターズでキャディは交代!?アーニー・エルスの勇敢な決断

ちょっとドバイに行っている間にPGAツアーの勢力図が大きく変貌していたようです!


タイガーのマスターズ復帰が世界中で話題になっていますが、今ツアーで最も勢いを感じるのがアーニー・エルス。2週前のWGC CA選手権で2年ぶりに優勝すると、翌週、石川遼らも出場していたアーノルド・パーマー・インビテーショナルでも2打差をつけて勝利。初のマスターズ制覇に向けて準備万端・・・


と思いきや、ここにきて不穏な動きを見せているようです。なんと、連勝に貢献したキャディをマスターズでは交代させるとのこと。

エルスの連勝に貢献したキャディは18年間タッグを組んでいるリッチー・ロバーツ。過去には2度、エルスと決別した経緯があり、エルスは今季開幕前から出場する試合を2つに分けて「2人キャディ制」を決めていたそうなのです。


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photo: zimbio.com
(左がロバーツ)


気になるもう一人のキャディはダン・クィン。元アイスホッケーのプロ選手として活躍したクィンは、現役引退後、ゴルフにはまりアマチュアの試合で優勝する実力の持ち主。エルスと同じフロリダ州ジュピターに住んでいるところから交流が始まり、昨年のWGC HSBC選手権を含む2試合でバッグを担ぎ、そこで相性の良さを感じて今季の採用を決めたそうなのです。


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photo: zimbio.com
(左がダン・クィン)


シーズン開始前、エルスは出場を予定している試合を2つに分けてロバーツとクィンに振り分けたそうなのです。メジャーの4試合も均等に分け、クィンはマスターズと全米プロ選手権を、ロバーツは全米と全英オープンを担当することになっているとのこと。


今回の連勝は共にロバーツが担いでいたのですが(今週のシェル・ヒューストン・オープンも)、マスターズでは当初の予定とおりクィンを採用することを決めたそうなのです。


「多くの人はロバーツにしろと言うと思うけど、私の中で既に決断はしている。リッチーにもダンにも話したし、二人とも納得していた。オーガスタのコースについて、私は誰のアドバイスを受けなくてもいいくらい熟知しているつもりだ。地元のキャディに案内してもらったこともあるし、他にコースを知り尽くしている人にも連れていってもらった。だから、落としどころは全て分かっている」


とエルス。コースに関するIQではなく、クィンが元アスリートであるがゆえにできるアドバイス、間の取り方、話し方などが必要と判断したのでしょう。そもそもクィンを採用するのはエルスのアイデアだったそうです。


「仕事に対して真面目に取り組むし、プロの世界で必要な競争心がある。アイスホッケーとゴルフは違う。それでも成功するために必要なマインドは共通するものがある」


とエルスはクィン採用について語っています。


これまでセルヒオ・ガルシアなどはツアー毎(米と欧州)にキャディを雇っていた例はありますが、1シーズン、同じツアーを通じて複数のキャディを入れ替えるのは稀なケース。気になる2名のギャラは担いでいた試合に関わらず、エルスの総獲得賞金のキャディ分を折半するそうです。なので、現段階でエルスは既に248万ドル(約2億2,300万円)稼いでいるので、仮に通常のキャディフィー(10%)であればロバーツとクィンは共に約1,100万円をもらうことになります。たとえここ2週間、クィンが何もしていなかったとはいえ、それはお互い様、という考えで両者は納得しているようです。


一部の話だと、ロバーツとエルスは長年付き合っていて、過去にはいがみ合いが原因で決別したことがありエルスが新たなパートナーを試験的に探し始めているとの見方があるようです。それがクィンになるのかは別として、ロバーツと決別するために代理で使えるキャディを模索している、という見方もあるそうです。


にしてもマスターズ前にこんな交代劇があって大丈夫なのでしょうか・・・。今季のFedEx Cupポイントランキングトップのエルス。マスターズ観戦の注目ポイントがまた一つ増えました!


■エルス&クィンのインタビュー

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