アーロン・バデリーの脱「Stack & Tilt」、タイガーはどこへ向かうのか・・・

昨夜、「ノーザントラスト・オープン」のハイライトと録画しておいたゴルフネットワークを拝見。


ベン・クレイン級のスーパースロープレーヤーのケビン・ナがパットのラインを読んでいる間にオチそうになってしまったり、フレッド・カプルスはいつみてもかっこいいなーとか、ビジェイ・シンの復活も近いのか(復活しても何歳までPGAツアーでプレーするんだろう...)など、毎週話題豊富なツアーだなと改めて感心。


なにより気になったのはアーロン・バデリーの4年ぶりの優勝。いや、優勝ではなく、厳密に言うと「スイング」ですね。

今年で30歳になるバデリーは早くから期待されていた若手の一人でもあり、今でもその見方は変わらない(はず)。スリー・クォーターのコンパクトなスイングで、飛距離もツアーの中では出ている方。特にパッティングに定評がありましたが、彼が注目されるようになったのはアンディ・プラマーとマイク・ベネットが提唱する独特な「Stack & Tilt(スタック&ティルト)」スイングを取り入れ成功したからでした。


バデリー以外にもチャーリー・ウィ、マイク・ウィアなどもプラマー&ベネットの教えを取り入れてきました。しかし、ウィアは2007年以降優勝から遠のいていて二人と決別、従来のスイングに戻しています。バデリーも2年前にスタック&ティルトから離れ、以前のスイングに戻したところ今回の結果に繋がったようです。


この「Stack & Tilt」はツアープロには不向きなのか?あらゆるコンディションの中、多彩なショットを要求されるトッププロにとって果たしてこのメソッドは有効的なのか?と疑問が飛び始めているようです。


というのも、スイング改造中のタイガー・ウッズについているコーチ、ショーン・フォーリーはこの「Stack & Tilt」の信者の一人でもあり(ウィなどは「プラマー&ベネット理論の盗作者」とまで言っている)、タイガーの新しいスイングにその要素を組み込んでいます。


ということでYouTubeで探してみました。いくつかおもしろい動画があったので紹介しておきます。


バデリーはこちらの動画ではStack & Tiltを紹介。「バックスイングで重心を左サイドに」と言っています。



この動画は新旧のタイガーのスイングを解説しています。テークバックでの左腕の動き(軸を意識した動き)、トップでの手首の角度、フィニッシュでの右肩の位置、とても分かりやすいです。



最も分かりやすいのがこちら。



Stack & Tilkの代表選手とも言われているチャーリー・ウィとタイガーのスイングの比較。左が3年前のタイガーのスイング。スタンスを見ただけでも、膝の向いている位置、タイガーのスタンスが逆「K」の形であるのに対して、ウィは膝、足が外側に向いていて軸をぶれさせないためのスタンス(直線)になっているのが分かります。


スイングメカニックのプロでもないし解説者でもないのであまり細かいことは言いたくありませんが、明らかにコンパクトであるということは分かります。そして(ウィの動画でもわかるように)テークバックで左腕を後ろ(背後?)に持ってくるイメージから、ダウンスイングでクラブが自然とインサイドアウトに振れるようになる・・・これくらいは素人目で見ても分かります。


さらに、バデリーは優勝後にこう言っています。


「一番大きな違いは、アドレスでスパイン・アングル(背骨の角度)を意識できること、そして体重が右に少し移動しているのが分かること、そしてクラブがインサイドから出ることを信じてスイングができていて、ドローを打てる感じがする。それが一番の違いかな。左に重心移動をせずにスパイン・アングルを維持できて、ターゲットから離れる動きができている。そしてドローボールが打てるということ。


「あとは10ヤードのフェード、30ヤードのフックが打てて、ゴルフを楽しめているというのが一番かな」


ババ・ワトソンの「感性」VSタイガーの「理論」でも書いた気がしますが、最後は「感性」でプレーすることが選手にとっては最も居心地が良いのでしょうね。


ここにきて「Stack & Tilt」に対する風向きはよろしくないですが、タイガーは今季どのようなゴルフをして、どこまで成績を残せるのか・・・。改造中のスイングが一つのカギになるのはいうまでもなく、この「Stack & Tilt」はこれからも話題になるでしょう。

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