タイガー・ウッズ、全盛期支えた名キャディ「スティービー」とも決別

ケガのため戦線離脱しているタイガー・ウッズは先日、13年間バッグを担いできたキャディ、スティーブ・ウィリアムズを解雇したと自身のHPで発表。スティーブはタイガーのメジャー14勝のうち13勝を共にしてきたスティーブは、これまでにレイモンド・フロイドグレッグ・ノーマンのキャディも務めていて、通算勝利数は優に100勝以上している名キャディ。


ニュージーランド出身、47歳のスティーブは今年のマスターズで2位タイに入るなど復調気配のアダム・スコットの専属キャディになるとのこと。タイガーが今季ケガで欠場している間、既に3試合スコットのバッグを担いでいます。


一方、タイガーは復帰時期も次のキャディもまだ発表していません。

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photo: zimbio.com


正式には今月初旬の「AT&Tナショナル」後にタイガーから解雇通知があったとのこと。ただし、先週の全英オープンでスコットのキャディを務めることも決まっていたため、スコットに配慮してほしいとのスティーブからの強い要望で全英が終わるまでタイガーは正式なコメントを控えていたそうです。


タイガーはHPで


「これまで助けてきてくれたこスティービーには心からの感謝しているが、環境の変化が必要。スティービーは一流キャディでもあり、友人でもあり、私の成功に欠かせない存在。彼の今後の成功を祈っている」


とコメントしています。


一方、スティーブも自身のHPでコメントを発表。


「AT&Tナショナル後、タイガーから環境の変化が必要だという知らせを受け、私のタイガーのキャディとしての役目は終わりました。13年間、忠誠心を持って尽くしてきただけに当然ショックは大きいです。ここ18ヶ月の間に起きたこと-スキャンダルから新しいコーチ、スイング改造、そしてタイガーのケガ-を考えると、このような時期に素晴らしいパートナーシップが終わってしまうことを残念に思います。最近はオーストラリアのアダム・スコットのキャディをさせてもらう機会もあり、今後は専属キャディとしてやっていきます。キャディとしてのキャリアを始められたのも同じオーストラリア出身の名選手、ピーター・トンプソンでしたし、80年代にはグレッグ・ノーマンのバッグも担ぎました。再びオーストラリア人選手とタッグを組めることを嬉しく思います」


と述べています。タイガーのあっさりとしたコメントと比べると、明らかに温度差を感じるのは小生だけではないと思います。


さらに、別のインタビューでスティーブが言っていたことを抜粋しておきます。


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「1年、1年半前に起きたこと(不倫騒動)を振り返ると、俺と同じ立場の人間(キャディ)なら誰もが全く配慮されていなかったと言うだろう。彼は失われた信頼を取り戻さなければいけなかった。今回の決断は俺の信頼を取り戻せるものではない。


「(今回の件)両者の言い分はないと思う。彼に対して、俺は100%忠誠だったし、誰よりも彼に尽くしてきた。タイガーのスキャンダルの時は俺まで叩かれた。俺だけじゃない。俺の家族も。あの一件からはまだ釈放された気がしない。


「選手からすれば、ポテンシャルを100%出し切れていなければ多くの場合、周辺の変化を求め、新しい人間を採用する。(この解雇が)彼にとって良いものになるかはコメントできない。時間が経てば分かるものだ。


「ゴルフ史に残る一世代を間近で見て、その一員として立ち会えたことは光栄だし、今は選手全体のレベルが上がっているからこれからあの頃のように一人の選手がツアーを独占する時代は来ないと思う」

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スティーブが言及しているスキャンダル以来、タイガーの環境は恐ろしいほど一変しています。妻と別れ、ハンク・ヘイニーとの別れ、スポンサーは離れ(バンテリンが加入w)、キャメロンパターとも決別し、所属も変わり・・・これだけ環境が悪化しても、タイガーが過去の栄光への唯一のリンクがスティーブでした。


今回のニュース、どう解釈すればよいのでしょうか・・・。


過去のものを全て捨てスタートラインにもう一度立ち返る決意


なのか、


悪循環に歯止めがつかず、最後まで信頼してくれていたキャディまで捨ててしまい、いよいよタイガーの時代も終幕


なのか。


スティーブが言うとおり、時が経てば分かることでしょう。

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