2012年初戦にぺブルビーチを選んだ「ビジネスマン」タイガー

昨年末のシェブロン・チャレンジで2年ぶりの優勝を果たし、今季の完全復活が期待されるタイガー・ウッズは9日、2012年のPGAツアー初戦が「 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」になることを自身のHPで発表。


2月9日から4日間、一昨年の全米オープンの舞台でもあったペブルビーチGLで開催される同大会への出場は10年ぶりとなる。

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photo: zimbio.com


2008年(全米OPで膝をケガ、戦線離脱する)までは、タイガーは1月末の「ビュイックインビテーショナル(現ファーマーズ・インシュランスオープン)」でシーズン開幕を迎えるのがルーティーンになっていました。


ところが、今回タイガーが選んだ試合のスポンサー「AT&T」は2009年大晦日(忘れもしない)にタイガーとの関係を断つことを発表し、キャディバッグからもロゴは消えました。当時、AT&Tは


「我々はタイガー・ウッズのスポンサーシップを終了することとなりました。今後の彼の活躍を祈っています」


とコメント。多くを語らず、今後どう転がってもいいような公式コメント。というのも、AT&Tは「タイガー・ラーニング・センター(子供たちのための教育施設)」の創設時からのパートナーでもあり、またタイガーがホストを務めるAT&Tナショナルの冠スポンサーでもあるわけです。つまり、タイガーとAT&Tは「パートナー」関係であることに変わりはないのです。


今回のペブルビーチ出場を発表するうえで、この関係がどれだけ影響していたかは分かりかねますが、一つ言えるのはAT&Tがタイガーホストの大会をスポンサーするのは2014年大会までとなっていて、更新時期が迫っている、ということ。10年間も出ていない試合に「出場」するというカードを使うことで、タイガーにとってはもっと重要なAT&Tナショナルの方の交渉を進めやすくする・・・という見方もできる、いや、そう見るのが自然なのかもしれません。


今回のぺブル出場を発表したコメントの中でも、


「AT&Tペブルビーチでシーズンをスタートできることを嬉しく思っている。AT&Tは私の基金(ファンデーション)の素晴らしいパートナーでもあり、参加できることを楽しみにしている。最近は出場できていないが、ぺブルは良い思い出がたくさんある」


と言っています。PGAツアーのレギュレーションでアピアランスフィーはもらえないことになっていますが、この手のスポンサー&選手の「助け合い」は日常茶飯事ですし、明確なルールがないためとてもグレーなエリア。それが良い・悪いではなく、それが現実なんだということ。特にタイガークラスの選手になればなるほど、「ビジネスマン」としての決断も求められるということなのかな、と。


最近のタイガーの言動を聞いていても、スポンサーを意識する発言がやたら多いような気も・・・。例えば、今月末の欧州ツアー「アブダビHSBC選手権」出場を決めた際にも、


「世界中のHSBCの大会に出るのはいつも楽しみにしている。アブダビゴルフ選手権にも興味があったし、スケジュールに合わないか、結構長い間検討してきていたんだ」


と言っています。でも、一度スケジュールを固めたら滅多に変えることのないタイガーがなぜ今年からいきなり?タイガーのHPによると、HSBCは


タイガー・ウッズ・ファンデーションのグローバル展開のカギとなるサポーターの一社だ」


とあります。これまたタイガーなりの「経営判断」なんですね。


その上で「スコア」でも結果を残せれば言うことないんですけどね!

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