タイガー・ウッズ、マスターズ記者会見(Part1)「これからは『気持ち』をコントロール」

タイガー・ウッズの記者会見、概ね皆さんは好意的に捉えられた方が多かったようですね。膝の手術後にかかっていた医者の話から、プロゴルファーとしてこれから目指す姿まで、多岐に渡る質問を一つ一つ丁寧に回答したタイガー。


テキストで見るととんでもない長さになっていますので、取り急ぎ、前半部分を!ひょっとしたら3部構成になるかもしれませんが、続けてアップしていきます。

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photo: zimbio.com


タイガー・ウッズ


「今日は、クレイグ、そしてフレッド(カプルス)と、途中13番からジム(フューリック)も一緒にプレーすることができ、素晴らしい一日でした。


「今日ここに来て、(周囲に)どのように迎え入れられるのか分かりませんでした。でも、ギャラリーは本当に優しく接してくれました。言葉にならないほど感激しましたし、励ましの言葉をかけてもらい、本当に感動しました。


「ここ(オーガスタ)の人たちは、長年、敬意を示してくれます。でも今日の歓迎は、特別、胸にジーンとくるものがありました。


「質疑応答を始める前に、もう一点だけ言わせてください。多くの選手たちはここ数ヶ月の間、みなさんや一般のファンから何度も(タイガーのことについて)聞かれていました。今日その選手たちに言いたいのは、この会見で私が質問の受け答えをすることで、もう私に関する質問に追われることもなくマスターズのトーナメント、そして彼ら自身のゴルフに集中してもらえるということ。今週だけではなく、これからずっとそうあって欲しい。選手たちには多大な迷惑をかけてしまったことをこの場を借りてお詫びしたいと思います。


「ここ5ヶ月間、いろんなことが起きました。今日、この場にいるのは、マスターズに出場し、競うためです。それができることを幸せに思います。何より試合に出て競い合いたかったし、同僚たちにも会いたかった。友人の多くは本当に長い間会うことができていませんでした。


「ツアーでも特に親交のあるフレッドとジムとプレーできたことは最高でした。昨日はマーク(オメイラ)と9ホール、明日も彼とスティーブ・ストリッカーと一緒にラウンドします。ですので、ここまでは本当に素晴らしいマスターズになっています」


Q:最近のテレビインタビューで全ては警察の捜査報告に記載されていると言っていましたが、なぜ病院に送られたかは書かれていませんでした。詳細を教えていただけますか?


タイガー
「はい、唇が切れ、首も相当痛かった。それだけです・・・唇は5針縫いました」


Q:事故が起きてから5週間、治療に入るまでの間、なぜ警察やスポンサー企業の方々、さらにはあなたを年中取材しているマスコミと話さなかったのですか?


タイガー
「そうですね、とにかく法文通りの行動を取りました。私の弁護士のアドバイスであり、その通り行動しました。とにかく、規則を文面通りに実行するだけでした。


「スポンサーとは話しましたし、近しい人や複数の企業の方々とはコンタクトを取っていました。しかし、主に家族との時間を多く費やしていました」


Q:ここ数ヶ月、あなたにとって最も困難なことは何でしたか?そして、それをどのように対処してきましたか?


タイガー
「まず一つに、直面したくなかった自分の姿と向き合わなければならなかったこと。これは辛かったです。私が父と母から教わった人格形成の芯、基本的なモラルからいかにかけ離れてしまっていたか・・・。それらの基本的なところから見直し、(前回のインタビューでも言った)現実逃避と正当化していた自分にメスを入れて、今一度自分という人間を見つめなおしました。そこに、私は強さと安らぎを見出すことができました。


「そしてもう一つが、どこに行くにも私の家族が追い掛け回され、写真を撮られていたこと。これは本当に辛かったです。家族で何とか乗り切ろうとしている時だったからこそなお更辛い思いをしました」


Q:2月の会見で、復帰した暁にはゴルフという競技に「敬意」を示していきたい、と言っていました。コース内外、これまでの姿とどのような変化を期待していれば良いのでしょうか?


タイガー
「素晴らしい質問です。これから、プレー中は熱くなりすぎないように心がけようと思っています。でも、熱くなければ活力が出てこないのも事実です。熱すぎず、冷めすぎず・・・どちらかが欠けていてもダメなのです。ですので、まずはネガティブな感情の爆発は意識的に抑えていこうと思っています。同時に、ポジティブな感情も自ずと落ち着いたものになるでしょう。


「それは結局のところ、ゴルフという競技に対する敬意の表しだと思います。今日やったように、ファンがいることを意識してプレーする。今日、みなさんに受け入れていただき、そして、それに対して感謝をして接していくこと。


「ここ数年、それができていませんでしたし、改めて考えてみると、その姿勢は間違っていました。多くの子供たちが私を模範としてくれて、そして多くのファンにも長年支えられてきました。皆さんにありがとうと言いたいです。ここ数ヶ月の間でいろんなことが起き、物事を正しくとらえることができました。そして、ゴルフというスポーツのファンに対してこれまで感謝したこともあれば、その気持ちさえ忘れてしまっていたことに気付きました」

Q:過去5年間、表舞台では何度も優勝しながら、完全に人目に付かない、極秘の生活を送っていました。どうやってバランスを保っていたのですか?また、これからよりオープンに生きていく中で、どのようなゴルファーになっていくと思いますか?


タイガー
「そうですね、デビュー当初の自分ですね。当時は心にやましいところがありませんでした。それでも素晴らしいシーズンを送っていました。


「残念ながら、ここ数年、自分が取ってきた行動は家族を傷つけるものでした。優勝していたという事実は無意味です。私の行動がもたらしたのもは苦しみでした。妻、母親、妻の家族、子供たちに私は全てを説明していかなければなりません。それは私の責任なのです。やってしまったのは私で、全ての責任を負うのも私です。そして、既に言っているとおり、これだけ被害と苦しみを起こしてしまった中、試合を勝つということは全く意味のないものなのです」


(続く・・・)


■記者会見動画

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