GWAA(ゴルフライター協会)がタイガー記者会見の取材をボイコット!

あと4時間ほどで始まるタイガー・ウッズの記者会見。注目を集めるこの会見ですが、先日、Golf Writers Association of America(米ゴルフライター協会)は現場に入って取材をすることをボイコットすると発表したのです。


非常にセンシティブな話に見えて、意外とシンプルだと思います。

今回の記者会見は、タイガーの友人や関係者以外に、代表でテレビカメラが一台、そして記者は大手通信社3社(AP、ロイター、ブルームバーグ)の代表者が招待されていました。「招待」というのは、全てタイガーのマネジメントチームが決定したもの。よって、ここに呼ばれていないメディアはテレビ、もしくはネットなどの生中継で流れるものを利用して報道するというものでした。しかも、会見の形式はタイガーから一方的にコメントを読み上げるというもの。


当初はGWAA側から参加できる記者を増やすようタイガー側に持ち寄っていたのだとか。GWAAは18日に取締役会が急遽開き、そこでタイガーの会見を取材しない方向で合意。26名の有効投票のうち19名が賛成、4名が反対、3名が票を投じなかったとのこと。タイガー側は3名の枠を6名に増やすことに合意したのですが、この条件をGWAAが拒否したのです。


その理由は・・・


「我々の取締役会は、今回の会見が全てのメディアに開放され、ウッズに質問ができる機会であることの重要性を感じていました。我々のスタンスとしは、All-or-nothing(タイガー側が全て条件を受け入れるか、GWAAが手を引くか)でした。今回のニュースはグローバルな規模のものです。この会場に出席し、ウッズを見て、話を聞き、質問する機会を制限するということは、我々の信念そのものに反するものです」


とGWAA代表のヴァータン・クペリアン氏は言っています。


恐らく、このGWAAとやら団体に所属している記者の中にも「なぜ??」と思った人もいるでしょう。そしてメディアに携わる人の中でも意見は分かれると思います。


個人的にこのニュースを見て思ったのは、


・そんなことをして誰が得するの?
・ボイコットしても一般市民がその役割を果たせるメディアの時代
・タイガーの恩恵を最も受けているのはメディア


です。この団体に所属する記者がいくら突っぱねて取材を拒否したところで、今回の記者会見は世界的なニュースになります。逆に言うと、世界的なニュースは記者がいなくても成り立つということです。


もう一歩踏み込んでいくと、「信念」は変わっていくものではないでしょうか。特に、これまで何十年間という間、メディアを支えてきたビジネスモデルがここ僅か数年(約10年)で面白いように崩壊しています。これは「信念」を変えてでも生き延びていく、存在価値を改めて見直していかなければいけない時期に直面しているのではないか、と。こういうニュースを見ると、まだまだ変われない体質にあるのかなぁ~、とも思ってしまいます。


喧嘩両成敗という言葉があるとおり、今回の件はタイガーが全ての記者を受け入れなかったことにも非があります。ただ、それ以上に恩恵を受けているメディアがなぜもっと柔軟に対応できなかったのか・・・とても不思議です。3名より6名いた方が報道される内容は変わっていたかもしれないのに・・・。


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