いざ幕末!世界No.1の座をタイガーから奪えるのはウェストウッドだけではない

いよいよカウントダウンが始まりました。Xデイは2010年10月31日、ハロウィン。さすがのタイガー・ウッズもこの窮地を脱すべく「Trick」はないようです...。


今回、タイガー陥落のニュースで取り上げられているのが2位リー・ウェストウッド。今月末まで両者が出場しなくても、タイガーに代わって1位になると言われています。


しかし、タイガーに代わって1位になれる選手が実はもう一人いるんですね。10月最終週に勝てば、世界No.1という最高の「Treat」をもらえる選手がいるんです。


まずは最も現実的なシナリオからおさらいしておきます。ウェストウッドは先週のアルフレッド・ダンヒル・リンクスで11位に入り、2位に浮上しました。しかし、太ももの次は右足首を負傷し、10月一杯は休養にあてるとのこと。復帰は「早くてもWGC HSBCチャンピオンズ(11月4~7日)。それかドバイワールド選手権(11月25~28日)かな」と明らかにしています。タイガーもHSBCチャンピオンズまでは出場を予定していません。


なぜ出場しないのに入れ替わるのか?世界ランキングのポイントシステムは、過去2年間に渡って獲得したポイントを出場試合数で割る「平均得点」方式を採用していて、更に直近の成績に重きを置くようになっています。よって、2年前に獲得したポイントは徐々に失われていき、順位も動くというシステム。過去2年間の貯金で今季未勝利ながらなんとか首位の座をキープしていたタイガーとは対照的に、今年の獲得ポイントが多いウェストウッドが徐々に追いついていて、いよいよ両者の平均得点が今月末に逆転する、というカラクリ。


出場せずに1位になることについてウェストウッドは、


「どんな形でも良い。(8月初旬に)太もものケガをするまでは素晴らしい一年を送っていた。俺の世界ランキング獲得ポイント数を見てくれ。ケガをするまでは獲得ポイント数では断トツ1位だった」


と言っています。現状のシステムであれば、ウェストウッドが1位になるのが当然。特にポイント配分の多いメジャー(マスターズ2位、全米オープン16位タイ、全英2位)での活躍を見れば納得でしょう。むしろ、昨年末の不祥事からなかなか調子が戻らなかったタイガーがトップに君臨していた時期が長すぎたくらい・・・。このままウェストウッドがトップに立てば、英国選手としては1994年のニック・ファルド以来16年ぶり、2度目の快挙となります。


1998年に初めて世界トップの座に就き、2005年からその座を今週で279週間連続で守り続けているタイガー。1998年以降、これまで3度その座を失っています(ビジェイ・シンアーニー・エルス、デビッド・デュバル)。今回で4度目の陥落となるわけですが、2位に落ちたとしても上位陣のポイント差はほとんどなく、毎週トップが入れ替わってもおかしくない混乱期に突入します。


・・・で、これで話はお終いと思いきや、実はもう一つ考えられるシナリオがあるのです。それがこの選手。


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photo: zimbio.com


マーティン・カイマー


ライダーカップ初出場も果たし、今年一気に開花したドイツ出身の25歳。先週のダンヒル・リンクスを制し、全米プロ選手権から数えるとこれでストローク戦の試合では破竹の3連勝。ライダーカップも入れてあげると4連勝。先週の勝利で世界ランクも6位から4位に浮上しているのです。


そしてタイガー、ウェストウッド、フィル・ミケルソンの上位3名が暫しの休養に入る中、カイマーはHSBCチャンピオンズの前に再来週(10月28日~31日)の「アンダルシア・バルデラマ・マスターズ」にも出場を予定しているのです。そして、万が一この試合で4連勝を飾るようなことがあれば、その時点でカイマーが3名を一気に飛び越えて世界1位の座に就く計算になるのです!


「自分にとっては目標の一つでもある。でも現時点では、リー・ウェストウッドが世界No.1プレーヤーだと思う」


と謙虚な姿勢は見せるものの、虎視眈々とそのビッグチャンスを狙っていることでしょう。


ライダーカップ後のインタビューで、欧州チームのキャプテン、コリン・モンゴメリーは「流れは欧州に向きかけている」と言っていました。


世界ランク上位9名のうち5名は欧州勢。いよいよ欧州勢の大きな波が押し寄せているのかもしれません。

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