タイガーはOK?今年こそミケルソン?全米攻略のカギ・・・大会見所5つのポイント

風邪引いた。最悪なタイミング。しかし全米オープンの開幕は待ってくれない。やるしかない。


ということで、いよいよ明日に迫った全米オープン開幕前に見所を整理しておきたいと思います。

あまり多く挙げすぎてもあれなので、5つに絞ってみたいと思います。


1. タイガー・ウッズ優勝の可能性
昨年11月末の交通事故からハンク・ヘイニーの辞任まで、ここ7ヶ月でタイガーの環境はガラッと変わりました。それに加えてこれまでは明かされていなかったアキレス腱の切断や首の関節炎など、タイガー自身、肉体的にまだ戦闘モードに入れていないのは今年の4戦を見れば一目瞭然。マスターズでもティショットが右へ左へ大きくぶれていて(中には酷いテンプラもあった)、あの状態で4位タイに入るのだからさすがの一言。


今回の舞台は2000年、同じく全米オープンで15打差をつけて圧勝したペブルビーチ。必然的に周りの期待は高まるものの、当時と今ではタイガーの肉体もメンタルも全く別ものであることは忘れてはならないでしょう。2000年のタイガーは「別次元」のゴルフをしていて、既にプロゴルファーとして完成の域に入っていました。10年後の今、果たして同じことが言えるでしょうか・・・。


もちろん、タイガーはタイガーなわけで、これまでの常識をいとも簡単に覆してしまう可能性は大いにあります。周囲の雑音、今季の出場試合数の少なさ、そして首のケガを克服して勝てば、新たなタイガー伝説が生まれることでしょう。


2. フィル・ミケルソン、今年こそ勝てるのか?
ミケルソンは全米オープンで最多となる5度も2位に入っています。ファンの声援が最も多い選手であり、ミケルソン自身「一番欲しいメジャータイトル」と断言しています。


ではなぜ勝てないのか?全てはミケルソンのメンタルにあると思います。


今年のマスターズを象徴したシーンが最終日14番ホールの2打目。この場面に象徴されていた通り、ミケルソンは自分が行けると思ったら、必ず勝負してきますし、そこに危険が潜むリスクがあっても「可能性」がある限り狙ってきます。


しかし、全米オープンの戦い方はそれは求められていないのです。バーディを奪うプレーではなく、パーを取りにいった選手が勝ち、72ホールを通してメンタル的に凹まない選手が勝つのです。それはミケルソン自身、2006年のウィングドフットで経験しているから一番分かっているはず。これまでなぜ2位になっているかを彼が冷静に考え、プレー中も懸命な選択を続ければ、ミケルソンの全米初制覇の確率はかなり高いはずです。


3. 20代選手の台頭、50代選手への期待
タイガーを「ライバル」ではなく「憧れ」として育ってきた選手たちの台頭はここで挙げるまでもないでしょう。石川遼をはじめ、ロリー・マッキロイリッキー・ファウラー(今回は出場していない)などティーン世代の活躍は取り上げられています。でも、この全米という舞台では、その一つ上の世代でツアーで多少磨かれている選手たちに注目してみたいです。アンソニー・キムは残念ながら欠場となりましたが、ハンター・メイハン、ショーン・オヘア、ニック・ワトニー、ダスティン・ジョンソンカミロ・ビジェガス、ビル・ハースなど、今年に入って勢いのある選手もいれば、既にライダーカップなどの大舞台を経験している人もいます。


そして、ここ数年のメジャー大会で一つのトレンドになっているのが往年のベテラン勢の復活です。昨年、一昨年の全英オープンでのトム・ワトソンとグレッグ・ノーマン、昨年のマスターズでのケニー・ペリー、そしてまだ記憶に新しい今年のフレッド・カプルスの躍進。いずれも共通するのは、近年のギアの開発の恩恵を受けていること、そして「経験」が大舞台では何よりも武器になるということ。今回、アッと言わせるベテランはいるのでしょうか・・・。


4. ペブルビーチで起こりうること
先日も紹介しましたが、ペブルビーチには多くの罠が待ち構えています。ただでさえ風の方向一つでプレー条件ががらり一変してしまうのに、それにUSGA特有のラフの深さ、グリーンの速さが加わるととんでもないオーバーパーのスコアが出ても全く不思議ではありません。その辺は4日間を通して、それぞれの条件に合うように(そして選手たちからバッシングされないように)USGAはグリーンの速さとピンポジションを微妙に調整してくることでしょう。

5. 全「米」オープンの意味
今回、特別推薦枠で出場するトム・ワトソン。1982年にペブルビーチで行われた全米オープンで、17番ホールをチップインバーディしてジャック・ニクラウスを下し優勝しています。


そのワトソンは当時をこう振り返っています。


全米オープンは我々の全国大会であり、我々の全国選手権だ。一番勝ちたかった試合だった。今でもその気持ちは変わらない」


大元を辿れば、全米オープンはプロ、アマチュアを問わずアメリカのベストプレーヤーを決める大会としてスタートしました。今となっては予選会が日本、イギリスでも行われていて、世界中のツアーの賞金ランキング上位の選手が招待されていて、一見世界各国からトッププレーヤーを集めているかにも見えます。しかし、予選会から出場してきた選手たちの数を見れば、今でも「アメリカ」の1位を決める大会と捉えることもできます。今大会は米国各地での予選会から60名、日本とイギリスから16名が参加しています。


アメリカ出身の選手たちのモチベーションが一枚も二枚も違うのが全米オープン。それも試合の行方を見守る中ではポイントになる点だと思います。


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